拗らせ優等生×おちゃらけモテ男子。犬猿の仲とも言われる二人の秘密の話
僕らはいつも、一緒だった。
私の隣には君がいて、君の隣にはわたしがいた。
誰も知らない、秘密の関係。
君に嫌われたくなくて、必死だったあの頃。
新しい貴方を知る度に恋をしていたあの時。
曖昧に濁した関係は、あまりに心地よかったから?
「──、」
近すぎて、気づけなかったんだ。