松下村塾の塾生達と戦場を駆けた少女のお話。
『死して不朽の見込みあらば、いつでも死ぬべし。生きて大業の見込みあらば、いつでも生くべし――。』
松陰先生、私は先生の教えを守れているでしょうか。
「……私が、皆を護るよ」
大切な物を護る為にこの道を選んだはずなのに……
私の手はどんどん汚れていくし、先生はどんどん遠くなる。
私は今……、何をしてるのでしょうか?
幕末、高杉晋作や久坂玄瑞をはじめ数多くの志士達を輩出した『松下村塾』。
これは彼らと肩を並べて学び、戦った少女のお話。