気の遠くなるような刻の中、君だけを想い続ける。
ごめんね___
彼女の悲しげな瞳を見た瞬間、
私は振り上げた刀を少しためらった。
もう終わりにしよう。
彼女はそういった。
刹那に鮮血が舞い、
体がゆっくりと崩れ落ちていく。
さようなら____
亡国の姫君