美鈴じゅん

唐突
死とは唐突である

死んだ本人にとっても
残された者にとっても

そして
それは
ただそこにある
現実である


ただそこにある
死という現実


しかし
数いる生き物の中で
唯一
その現実を
悩み、苦しみ、もがき
そして
乗り越える事ができる

人間

人それぞれ
戦い方は違えと

この作品は
その残酷過ぎる
現実と戦った
一つの物語である



でも


切ないなぁ