mimiko
上質なプロモーションビデオのような……
明るい始まりから、幸せな恋愛小説を予感して読み始めました。
けれど……
千真さんの亮太くんへの想い。
時を重ねても色あせることなく、タイトル通りキラキラと輝いて、綺麗で。
綺麗であればあるだけ、切なかったです。
歌詞のように挟まれる、主人公、千真さんの想いと、丁寧な行動描写が、大好きな曲のPVを見ているようでした。
亮太くんが逢いに来てくれた時には、号泣しました。
あのさりげなさが、とても良かったです。
千真さんの切ないけれど、しっかりと前を向いた姿勢が、読後感をさわやかにしてくれます。
一緒の抱き合って泣いて、頑張れって言ってあげたい。
千真さんと友達になりたいと思いました。