「あたしが、あの花火の日のこと何も知らないと思ってるの?」
5年付き合った彼女は優しくて隣にいて居心地のいい子。アイツは人に心配かけてばかりの自由奔放な女──。



形がなくて消えてしまっても、



時がたって色褪せても、



確かに存在したカタチの記憶。




「あの花火の日のこと何も知らないと思ってるの?」


夜の海


2019.3