1か月経てば、あたしのことを忘れてしまう。あたしと彼の1か月の恋──そんなこと、わかってるんだ。だけど負けない。何度でも、あなたを落として見せるから…。

あたしと彼との出会い。


それは必然なのか。



それとも偶然だったのか。




それはわからない、


彼の記憶の中にあたしが存在していなくたって、


きっと…





何度忘れられようと、あたしは絶対あきらめない。




その1ヶ月は、長いようで、短いようで───








誰に言うまでもなく、あたしの言葉は春の冷たい風に呑み込まれてしまった。




また、1日が始まる。






4月16日───