流星
KとR
タイトルに出てくる、謎のアルファベット。
この意味は何だろう?という疑問とともに始まります。
序盤はゆっくりと物語が進んでいきます。
異常な愛情を示す父親と、兄への許されない想いとに悩みながらも、裕福な家庭で育っていた秋。
友達にも恵まれ、平凡な高校生活を送っていた矢先に、謎の転校生が現れます。
彼はケイと名乗り、秋に付きまとうようになり。
その日から彼女の周りで、謎の事件が頻発。
当然疑われるのはケイですが…。
物語が進むにつれ、疑問はさらに膨らんでいきます。
悲惨な数々の事件の犯人は、本当にケイなのか。
時を同じくして、秋の封印された過去が徐々に目を覚まします。
記憶を頼りに訪れた、猫だらけの不思議な島。
そこで彼女が直面する真相は!?
読者は当然あれこれと推理や予想を立てながら読んでいます。
単純な背景ではないだろうと思いつつも、こちらの想像を上回る真相が次々と明らかに!
そして衝撃のラスト。
一連の悪夢に終わりはないことを暗示しているかのようです。
本当の終止符は、いつ、どんな形で訪れるのでしょうか。