恋愛短編小説 徳川蓮の場合

作者ユーカリ

乗り過ごした電車内で助けてくれたひとりの男。
お互いのことを何もわからないまま、一夜を過ごす。
自分に自信のない蓮を男は溺愛するのだが・・・。

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徳川 蓮(とくがわれん)



私は男ではない。



よく名前と見た目から男に間違われる。



決して男になりたかったわけじゃない。



女の子と同じようにファッションにもメイクにも興味はある。


ただ、、。


自分には似合わないと思っているだけ。



そんな私の前にひとりの男が現れた。



突然、現れた男はこんな私の面倒をみたがる。



恋愛経験なんてない私がこの人に落ちるまで、そう時間は掛からなかった。