一人の野球少年と、一人の写真が好きな少女の話。
いつも景色ばっかり撮ってた。
その他のものなんて綺麗に見えなくて。
特に人物なんて、何が良いんだと思ってた。
でも、偶然写ってしまった君と白球が
すごく、とても綺麗で…
ああ……
景色以外にこんな綺麗な写真ってあるんだ
素直に、綺麗だって思えた
少年とボールは、少女のカメラに写る。