ZAK

テーマが大きい
記憶を失くした男性が主人公です。
彼は自分の名前も、何故自分がそこにいるかも解らず、ただ毎日を与えられた部屋で過ごしています。
外に出られないこと以外は、何一つ不自由のない生活。
しかし彼は、そんな環境に歪みのようなものを感じています。

テーマは「創造と破壊」。
かなり禁忌触れた内容です。
また、謎を散りばめ、それと丁寧に拾い上げながら、話は展開されます。
曖昧な感じで終わっているので、読後はなんだか言いようのない気分になります。

これに絡んだ別の物語もあるようなので、そちらも読んでみようと思います。