秋の香りは儚いもので

作者

「秋は、嫌いだよ」




そう言って、彼は笑う。






「私は秋が好き」


秋の夜空も、澄んだ空気も。





そして。


”秋”の名を持つ貴方も。









――――闇を抱える男に恋をした、17歳の切ないラブストーリー。