作品コメント
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- 祐希 咲宙
胸が痛くなる
思わず一気に読みしてしまいました。
真実も、壱も、珀も、みんなずるいところが沢山あって、でも人間だから全部当たり前。
それなのに正しくないことをする自分に苦しんで後悔して、そんな人間らしいところがとても好きだなと思いました。
最後の最後まで、いっぱい寄り道をしながら、それでも幸せになるためにみんな勇気を出したところとか、心が苦しくなるくらい嬉しかったです。
一つ一つ登場人物の気持ちが、空気感や背景、その場の景色のひとつひとつを丁寧に描かれていたのが本当に良かったです。
これからも活動頑張ってください。 - 青桜
凄いとしか言いようがない
登場人物一人ひとりの苦しみ、痛み。
読み終わった後、涙が止まらなくて、溢れる涙を拭うことなく、静かに泣きました。
本当に凄いです。
描写・文章・世界観。
すべてが美しくもあり残酷で。
是非、たくさんの人にも読んでほしいと思いました。 - NAO
みんな少しだけ弱虫だった
椎さんの美しい世界観に圧巻な、秀逸の作品!!
にじんだ涙を、あんなにも青く、そして儚く描ける作者さんは、椎さんしかいません。
壱も珀も真実も。
みんな自分の気持ちに嘘をついていた。
けれど求める気持ちはなくならない。
だから、嘘に生きながらも、どこかにある真実を、愛を、求めていた。
3人共にとにかく不器用。 現実を冷めた目で見ながらも、見ないふりはできなくて、向き合おうとしている。けれど、時折感じる不可抗力な引力には逆らえず、また心の中で葛藤を繰り返す。
彼らの曖昧な日々は、痛みが伴うけれど、鮮やかな感情に溢れた、生々しさすら感じました。
月や太陽、そして煙や雨、静寂。
情景描写を背景にした心理描写も見事です。
是非読んでいただきたいです!