駄目な男が好きなOLと、同性相手に売春をする男の、やさしくはない恋の話。
22時を回っても眠らない街で出会った彼は、4つ下のきれいな男の子だった。
長いまつげも、さらさらの髪も、白い肌も、女の子のようにきれいで、高い身長や、節ばった四角い印象を持つ身体は、男の子らしくきれいだった。
優しくて、かわいくて、でもどこか寂しそうな彼は、
男を相手に、そのうつくしい春を売り物にしていた。