あんず

ご飯が食べたくなる
突然出会い、急遽始まる同棲生活。
だけどその出会いによって愛も俊さんも少しずつ変わってい
く。
読み進めるうちに変わっていく彼らと関係に
一緒になって泣いて笑ってしまいました。

壁はたくさんあったけれど
最後の愛の「幸福論」に救われ
俊さんのちょっとキザで優しいプロポーズにときめきまし
た。

また、村上くん浦本さん、遥さん純ちゃん
みんな思いやりがあって魅力的。

そしてなんといっても「食卓論」を語るには
食事は欠かせないキーワード。

今にも美味しそうな匂いが漂ってきそうな描写
耳を済ませば楽しい会話が聞こえてくるような。
作者さんの文章力と食事への思いに圧倒されました。