1.可能な限りは
一緒に食事をすること
2.食卓では
何でも包み隠さず話すこと
それは、
恋人でもない
友人でもない
私たち2人のルール
- 最終更新日
- 2012/05/17
- 作品公開日
- 2012/02/06
- ページ数
- 完結 223ページ
- 文字数
- 97,390文字
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作品コメント
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- 聖凪砂
何気ない場面に料理が 作者もあとがきで触れられていたように、この小説は『食卓論』という題名の通り、料理が作品の中にいろいろとちりばめられている。 それは、食事を疎かにする彼に食事をとらせる為もあるけど、その中で人見知りの彼の心を食事を取る中でゆっくりとほどいていく。 でも、本来食事というのは、家族の会話をするところであり、そういう意味ではすごくあっている。 「NOT RELEASE THE 彼女」を読んだ後だったので、本来ならもしかしたらと思う場面のハラハラ感はなかったのですが、その分、愛はこの時こんな風に思ってたんだ~と違う意味で楽しませてもらいました。
- みけみけ
食卓の話 これはこれでありだとおもったけど 個人的には美味しい食卓のほうが好 き。ちゃんと美味しい食卓を観てか ら書いたの?
- みち
幸せの形 非凡なきっかけから始まった、平凡な日常。 それは、いつからか“かけがえのない日常”となった。 それに気づくことができる人は、一体どれだけいるのだろうか。 “食”というモノは、“生きる”ということに直結しています。 そこに幸せを見いだせると言う事は、すなわち、幸せな生き方ができることに繋がると私は思います。 「彼女が作った料理」が美味しい。 「彼のために」作りたい。 そうした想いが重なると、人は、ある種それを幸せと呼ぶのかもしれない。 読んで行くうちに、どんどんと愛ちゃんの気持ちに感化されていきます。そしてその、人物像がよく表れているので、俊生さんがなぜ、愛ちゃんに惹かれたのかがよくわかる。とっても魅力的な主人公。 けれど、描かれているのは、ごくごく平凡な日常で。同じように、誰もがみな、主人公になりえるのだと、そう思えます。この物語の魅力は、きっと、そういうところにもあるんだと思います。 そうです。 幸せは、誰かに決められるものではなく“自分が”感じるものなのですから。 タイトルの「食卓論」ですが、この物語は、ある意味で「幸福論」とも取れる作品でした。