作品コメント
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- 聖凪砂
何気ない場面に料理が
作者もあとがきで触れられていたように、この小説は『食卓論』という題名の通り、料理が作品の中にいろいろとちりばめられている。
それは、食事を疎かにする彼に食事をとらせる為もあるけど、その中で人見知りの彼の心を食事を取る中でゆっくりとほどいていく。
でも、本来食事というのは、家族の会話をするところであり、そういう意味ではすごくあっている。
「NOT RELEASE THE 彼女」を読んだ後だったので、本来ならもしかしたらと思う場面のハラハラ感はなかったのですが、その分、愛はこの時こんな風に思ってたんだ~と違う意味で楽しませてもらいました。 - みけみけ
食卓の話
これはこれでありだとおもったけど
個人的には美味しい食卓のほうが好
き。ちゃんと美味しい食卓を観てか
ら書いたの? - みち
幸せの形
非凡なきっかけから始まった、平凡な日常。
それは、いつからか“かけがえのない日常”となった。
それに気づくことができる人は、一体どれだけいるのだろうか。
“食”というモノは、“生きる”ということに直結しています。
そこに幸せを見いだせると言う事は、すなわち、幸せな生き方ができることに繋がると私は思います。
「彼女が作った料理」が美味しい。
「彼のために」作りたい。
そうした想いが重なると、人は、ある種それを幸せと呼ぶのかもしれない。
読んで行くうちに、どんどんと愛ちゃんの気持ちに感化されていきます。そしてその、人物像がよく表れているので、俊生さんがなぜ、愛ちゃんに惹かれたのかがよくわかる。とっても魅力的な主人公。
けれど、描かれているのは、ごくごく平凡な日常で。同じように、誰もがみな、主人公になりえるのだと、そう思えます。この物語の魅力は、きっと、そういうところにもあるんだと思います。
そうです。
幸せは、誰かに決められるものではなく“自分が”感じるものなのですから。
タイトルの「食卓論」ですが、この物語は、ある意味で「幸福論」とも取れる作品でした。 - 菊
最高
探してました、こんな作品。
食卓論、というタイトルに惹かれ開い
てみると、ずばりどストライクです。
お恥ずかしながら、私は食事を生きが
いとしてるほど、食べることが大好き
です。この作品は、その食事をテーマ
に、心がほっこりと温まるような描写
ばかり。作者さんの紡ぐ文から、いい
匂いと、ほくほくした湯気が漂ってき
そうです。
ラブストーリーも、大人のもどかしい
恋を静かに描いていて、続きがなんと
も気になる。完結してから読んだの
で、かなり一気に、眠るのも忘れて読
んでしまいました。関西弁の俊夫さん
が、可愛くて何度もにやけました。
ぜひ、この作品の続編を書いて欲しい
です。それほど、素晴らしい作品でし
た。 - 真弥
陶酔
レビュータイトル、一言に尽きます。
読み始めは、淡淡としたお話だと感じていました。
普段の私なら、この位の長編は栞を挟む所。
しかし止まらない……と言うか止められない。
いつの間にか主人公が、それまで恋愛対象ではなかった相手に惹かれている。
でも、違和感なく自然な成り行きだと納得できたし、濃厚な描写はないのにドキドキする。
読み終わった後は、"陶酔"してしまいました。
ノミネート作品……確かに納得です。 - ピュア
人の心を打つ作品ってこういうのだと思う。
ずっと読みたいと思っていた作品をようやく今日、読ませて頂きました。 もう、感服いたしました。 読み終えて、私、頭がぼーっとしております。
最初は、簡単にくっついちゃうのかなって思ってたんです。 でも、徐々に徐々に歩み寄っていく二人や、相手を思いやる気持ちなども素敵に描かれていて。 これこそが大人ラブだと思いました。
そんな二人がついに結ばれた時は、もう、嬉しくて嬉しくて。 後は甘いシーンでくくられるのかなって思っていたら、まだ事件が起こるような伏線めいた文章が出てきて!?
ハラハラドキドキ有り、切なさ有り、たまにほろりと笑えて、美味しいお話。 私にとってあまりにもドストライクでした。
会社の人、愛の兄弟、俊生の従兄弟など、登場人物がとても多いのに、一人一人がちゃんと生きていてキャラも確立されており、素晴らしかったです。 まさに、TVドラマを見てるように読みました。 - 青島 綺希
いや、何か、いっぱい書いちゃってごめんなさい←
いくつもいくつもレビューしちゃってごめんなさい‥
ちょっと、まとまらなくて。いろいろ言いたいことがあるのですが、何かもう勢いでレビュー書いてます。
読み始めてまず思ったのはおいしそう‥でした。何て料理の描写が上手なんですか。食べたくなります本当に(笑)
タイトルがとても内容に合っています。食卓が二人の関係を他人からもうちょっと近しいものに変えた時、ああさすがだーと思いました。こないだバラエティ番組で「食で彼を変えたかった」って言ってた人よりよっぽど説得力があると思う‥
てか関西弁の男ほんとだめだwww本気でときめいてしまうwww
ラストには涙が出ました。ついに‥!って感じで。悲しい切ない以外で涙が出たのは初めてです。
偉大な作品だあ‥これがランキング上位だったのに激しく納得。
ありがとうございました。
わたしも自炊できる女になろう‥ - mimiko
ふたりのルール、ふたりの決めごと、一緒に美味しくご飯を食べれば、それはふたりの大事な生活骨子
食事って人が育った環境や歴史、それらを教えてくれる気がします
食事を美味しそうに食べる人を見て幸せな気分になったり、ちゃんと「いただきます」が言える人をちょっと尊敬したり
愛さんは食事をちゃんと作れて、食べ方を知っているひと
本当に美味しいものと、体だけじゃなく心が美味しいと感じる幸せの意味を知っていて、そのルールを俊生さんとの間に敷きます
タイトルにも書きましたが、それがふたりの生活骨子
愛さんの食卓論です
食事の作り方、愛さんの手際、俊生さんの食べ方
筆者さまのすごいところは、これらで主人公たちの語られない歴史を悟らせてくれるところ
愛さんが自分の『幸せ』の基準を語るラスト近くは、それまでの食事に向ける姿勢を見ていて、ホントすんなりと納得できます
言葉にしらじらしさを感じさせません
作りものではない調理風景
匂いの漂ってくるような美味しそうなメニュー
読んでいてお腹がすいてくるのがダイエットの敵ですが、愛さんの食事なら、体も心も満たされるなあっていうのが素直な感想
ウチに嫁に来てください← - さらだ。
はじめまして
「食卓論」というタイトルに惹かれ
読んでみると面白くて
一気に読んでしまいました(^-^)
なんだか言葉で表すのは難しいんですが
ほっこりするような、とても良い作品でした。
ありがとうございました。 - 雨宮未来
美味くて、愛おしい、幸福論。
就職先を探していた主人公は、ある日ハウスキーパーとして、イケメン社長に雇われる。
それも“結婚”というおまけ付きで。
設定は斬新ですが、作者さんの文章力が、
それを納得させるように、お話に引き込んでいきます。
このお話の最大のポイントは、出てくる食事がどれも皆美味しそうなこと。
何度お腹が鳴り、何度食べたくなったことか。
それくらい、食欲をそそり、誰かと食卓を囲みたくなる温かいお話です。
あなたがいて、私がいる、そんなシンプルな幸せ。
境遇に恵まれなかったふたりが辿りついた、ささやかな幸福論は、静かに胸を打ちます。
俊生さんの、熱くて真っ直ぐなプロポーズも必見ですし、
周りの優しくて個性的なキャラクターたちも、忘れてはいけない陰の主役です。
グルメ小説としても、恋愛小説としても、一級品の本作品。
ぜひ一読して、あなたもこの美味しさと愛おしさを、心ゆくまで味わってみてください。 - おーたむ、
ドストライク。
まずはじめに、完結おめでとうございます。「食卓論」最後まで楽しませていただきました!
“花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ”
なんてことわざもありますが、この作品との出会いは、私のなかでそんな感じでした。
本当に久々に直球ドストライクの恋愛小説に出会った気がします。誰かと食卓を共に囲み、毎日の喜び悲しみすべてを分かち合うこと、おいしいごはんを食べ、「おいしい」ということの幸せ。何か日常の中で大切なモノをこの作品は教えてくれた気がします。
恋愛、したくなりますね(笑)
続編に心高く期待しレビューとさせていただきます。
長々と失礼いたしました。 - 真冬
ハラハラドキドキ
ひょんなことから、家政婦として、独身会社社長宅で働くことになった主人公。
幼い頃からの境遇で、家事をテキパキとこなすが……
食卓論という題名だけあって、食事にかんしての細かい描写が素晴らしいかったです。
これに転ばない男性はいないだろうと、
(女性でも転びそう)
納得させられました。
最後まで、ハラハラドキドキさせられて、コンチクショウと……
とても甘い読後感に浸れました。
超、おすすめです。 - あんず
ご飯が食べたくなる
突然出会い、急遽始まる同棲生活。
だけどその出会いによって愛も俊さんも少しずつ変わってい
く。
読み進めるうちに変わっていく彼らと関係に
一緒になって泣いて笑ってしまいました。
壁はたくさんあったけれど
最後の愛の「幸福論」に救われ
俊さんのちょっとキザで優しいプロポーズにときめきまし
た。
また、村上くん浦本さん、遥さん純ちゃん
みんな思いやりがあって魅力的。
そしてなんといっても「食卓論」を語るには
食事は欠かせないキーワード。
今にも美味しそうな匂いが漂ってきそうな描写
耳を済ませば楽しい会話が聞こえてくるような。
作者さんの文章力と食事への思いに圧倒されました。 - Min-Goo
キャラが生きている。そんな彼らに愛しさが止まらない。
甘くて、でも時々しょっぱくて、ホッコリしたり、ウルッときたり……。
とにかくディナーフルコースがぎゅっと詰まった逸品。
出てくる献立も逸品(笑)
もちろん恋愛メインではありますが、複数の登場人物が織り成す人間模様がリアルで臨場感があって、ボリューム満点、大満足。
生き生きと、それぞれの個性が光るキャラたち。みんな応援したくなるけど、そこはグッと堪えて愛ちゃんにエールを送り続けました。それぐらい入り込んでました、食卓論ワールドに(笑)
愛ちゃんと俊さんに『おめでとう』って伝えたい。それぐらい大好きです。
二人の結婚式には私も招待して頂けるのかしら?← - しぉん
はじめまして
面白いです(・∀・)
続きが気になるぅぅぅ(≧▽≦)
ワタシも、こんな生活を送ってみたいヾ(≧∇≦)
それに、女性として家事の丁寧さは、尊敬します! - 双葉
急展開
私もりょうさんの小説を
読んでみました!
いきなりの結婚発言に
とてもびっくりしました。
社長は本当に戸川さんと
式をあげるつもりなのか
と驚きです。
でも個人的な意見ですが
社長の難しいけどクールで
優しい性格素敵だ
と思います!
コーヒーのところで
「かして」とやってくれた
ところはきゅんときました。
社長は仲良くなれば
口数も増えるのかなー
と今後の展開が
すっごく楽しみです!
とてもおもしろい作品です!
応援してます。
これからも更新
頑張ってください。