mimiko

ふたりのルール、ふたりの決めごと、一緒に美味しくご飯を食べれば、それはふたりの大事な生活骨子
食事って人が育った環境や歴史、それらを教えてくれる気がします

食事を美味しそうに食べる人を見て幸せな気分になったり、ちゃんと「いただきます」が言える人をちょっと尊敬したり


愛さんは食事をちゃんと作れて、食べ方を知っているひと

本当に美味しいものと、体だけじゃなく心が美味しいと感じる幸せの意味を知っていて、そのルールを俊生さんとの間に敷きます


タイトルにも書きましたが、それがふたりの生活骨子

愛さんの食卓論です


食事の作り方、愛さんの手際、俊生さんの食べ方

筆者さまのすごいところは、これらで主人公たちの語られない歴史を悟らせてくれるところ


愛さんが自分の『幸せ』の基準を語るラスト近くは、それまでの食事に向ける姿勢を見ていて、ホントすんなりと納得できます

言葉にしらじらしさを感じさせません


作りものではない調理風景
匂いの漂ってくるような美味しそうなメニュー

読んでいてお腹がすいてくるのがダイエットの敵ですが、愛さんの食事なら、体も心も満たされるなあっていうのが素直な感想

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