作品コメント

優しさの価値
時に強いメッセージよりも、より強く伝わるもの
は、間違いなく優しさでしょう。
ゆったりとした二人の遣り取りと、ラストのほの
悲しい結末は、心に何かを残してくれました。
動機付けの曖昧さを感じましたが、それでも素
晴らしい作品でした。
ありがとうございました。
大変勉強になりました。

あったかい
丁寧な描写で、あっという間に物語の世界へ引き込まれました。
作者さんの優しさとあたたかさが伝わってきました。

感動
紳士の正体に感銘をうけました。まさか、紳士が……

ショートショートにもかかわらず、光景が目にうかんでくる描写力はすごいと思いました

広中 雅理

2008年8月20日

優しい紳士!
突然、私の前に現れた謎の紳士。

読みすすめて行くうちに、とても不思議な気持ちになり、ラストでは、ハッとさせられました。

ページも10Pちょっとと読みやすく、よくまとめてあるなあと感心させられました。

優しい気持ち、ほんわかとした気持ちになれる作品です。

伝える力
滑稽な紳士の描写が絶妙で、その姿をくっきりと思い浮かべることが出来るので、すぐに物語の世界に引き込まれます。

滑稽な紳士と少女、私と飼い猫のクロ、あえてその思い出話を語らないことで、
作者様のたくさん詰まったクロに対する想いが、ひしひしと伝わってきます。

だらだらと書かない引き締まった文章は、読後感もさわやかでステキです！

黒い滑稽な紳士
譲れないのは、彼がただの「紳士」ではなく「黒い滑稽な紳士」である事。
　一つ間違えればしつこいとも思えるこの反復のこだわりが、逆に作品の雰囲気作りに欠かせない要素になったと思います。

　また、二度読んでやっと本当の味が分かるという。
　黒い滑稽な紳士の正体を知った後で読み返せば、想像できる範囲と深度が増します。

　ファンタジー要素の度合いにおいても、読み易さにおいても、誰もが楽しめる作品だと思いました。

*温かい*
突然話しかけてきた、不思議な『黒い滑稽な紳士』。

さらに、彼の不思議なｾﾘﾌ。

世界設定は現実なのに、お伽話に迷い込んだような、不思議で温かい文章表現。


どんどん引き込まれていきました!


温かくて、ちょっぴり切ない、とても素敵なお話です。

読んでみるべきです!

素敵なファンタジー
とても心が温かくなり、優しい気持ちになりました。

紳士を呼ぶ時は必ず『黒い滑稽な紳士』と呼ぶところが好きです!

紳士の描写がこと細かになされ、けれどクドくない感じで…短いですしスッキリと読めました。

とても素敵なファンタジーだと思います!