ゆず

読むほどに惹きこまれる
すみません。先ほどのレビューを少し訂正します。

自分を犠牲にして男のために生きる女性と

自分を見失うまいと迷いながらも前を向いて生きる女性。


対照的なその二人が出会い、どのように生きていくのか…

とても興味を持って読み進めていくことが出来ました。


ホストにお金を貢ぐというのは、虚しいことと理解できても、それでも割り切れない気持ち。

これを読むまでは到底理解できないと思っていたのですが…

お金を出しても心の拠り所にしたいというレイナの寂しさが、ミズキの強さと賢さに反比例して浮き上がって…
凄く、共感するとともに、胸が苦しくなりました。


短いセンテンスに、心に響いてくるものがあります。
ぽんっぽんっと並べられた一文一文が、目に飛び込んでくるような力強さを持っています。
読んだあとには、色々とじっくりと考えたくなる作品だと思います。

続編を楽しみにしております!!