花恋唄【完】/亜希
悲しい結末多くの言葉はない。ないからこそ、ダイレクトに伝わるものがありました。悲しい結末に胸を痛めました。屈折した分かりにくい愛はいらない…と言っていた主人公が、次第に先生に惹かれていきます。でも、自分も中途半端な想いしか伝えられず……ノンフィクションということで、著者さんが、「あの時はああすればよかった」と、悔やんだことが容易に想像でき、また胸が痛くなりました。小説最後のあとがきは、本当にそうだなと思いました。恋してる人に読んでほしいと思います。