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「美代を元の世界に帰しとうない…!」
ーーーーー「私も、ずっと義経様のお側に
いとうございます…」
「戻るな…。」
時は平安。源平の時代。
華やかな貴族の時代から
武士の世へと変わりつつある
乱世に生きた一人の若き武将がいたーーー
名は、源義経。
1160年、平治の乱で平清盛に敗れた
源義朝の愛人、常磐との間に生まれた
この若き武将は、後に悲劇の運命を辿る
こととなるーーー
後の世も
また後の世も 廻り会へ
染む紫の 雲の上まで
(源義経 辞世の句)