瑠愛

失う痛みを知り、強く優しくなれる
とても素晴らしい作品でした。


人を殺め、人を信じることのない残酷な男、成光

そんな成光に家族と愛する人を奪われ、彼を恨む雪

そして、さまざまな人間と関わり合いながら
二人が惹かれあい、愛し合っていく様子は、微笑ましいものでありながらも

なぜだかとても心が痛くなるものでした。

人は裏切り合い、憎しみ合い、傷つけあう生き物であることを
リアルに描きながらも

本当は信じあい、愛し合える、優しい生き物だということを

成光を想う雪や福助の存在によって気付かされました。

大切なものを失い続けていくことが
もしかしたら人の世の定めなのでしょうか。

成光の生き方を見ていると
そんな感じがしました。

だけど失う痛みを知ることで
人は優しく、強くなれる気がします。

きっと、この先成光は平穏で美しい国を築いていくことだろうと思いました。


迫力と静けさのコントラストが上手く描かれている描写も必見
とても素晴らしい作品でした!