日本一の財閥の養女である真宮綾女。彼女には前世の記憶があった。愛する人の側にいたいがために生まれてきた彼女。 そして、そんな彼女の想い人は義兄の光輝だった。
「約束ぞ…。千年先も、共にあろうと」
そっと……。
冷たい私の手を握りしめながら、涙を流した彼が愛しくて……。
私は生まれてきた。