私の彼氏はワンとなく

作者高城行

自転車をとばして向かう目的地は裏山。そこには私の彼氏がいる。空気が読めなくい時もあるけれど、どんな彼より忠実で、優しい。ただ、そんな私の彼氏には1つ問題が…

笹舟の流れる小川を横目に

砂利道を駆け抜ける


葉っぱの間から零れる日差しが眩しい


私の目的地はすぐそこ



学校が終われば、私はダッシュで君のもとへと急ぐ


15分


私は自転車を飛ばし続ける


早く君に会いたい


世間が君を見捨てても

私は君を愛す