アトム

忘れたくないのに、君に出会って――
芸大の学祭に友達と訪れた高校生の冬樹は一人はぐれてしまう。
そんな彼女に突然声をかけた『キョウ』と呼ばれる青年はなんと、冬樹が憧れる若き画家・椎名響平本人だった――


出逢えば恋に落ち、すったもんだありながらもいずれ思い合う二人は結ばれるとお思いでしょう。

しかし、この物語そう簡単にはいきませんよ!
登場人物たちを取り巻く環境や感情は、本人が思うよりも強大で思うようにいかない現実。

意地悪したくなるようなうぶで可愛い冬樹が時々見せる憂いの表情。抱えこんだ思いを知れば切なさが募ります。


言葉選びや構成も素晴らしく、何てことない場面も伏線の一つで後からハッとして何度も読み返したくなります。
リアリティーある儚い雰囲気に1P目から吸い込まれ、先が気になって仕方がない。
間違いなく面白いです!


完結する日をとても楽しみにしています。
更新、ゆったり頑張って下さい*

ありがとうございました!