アサイ
幸せの色
旅先で運命的に出会ったリオとシュウ。
お互いに惹かれ合い、愛し合う2人の想い…
だけど、最終的にすれ違ってしまったリオとシュウの人生。
運命とは残酷です。
夢を追いかけ、世界中を旅するシュウが自身のカメラにかける情熱に胸が打たれましたし、
内戦が起きている国へシュウを送り出さなければならないリオの辛さに苦しくなりました。
リオとシュウの楽しそうな会話。
スペインの風景や情景。
付線の使い方や文章力、物語の展開や構成、世界観や雰囲気。
全てに魅了されます。
140ページという比較的少ないページ数なのに、内容が詰まっていて、読み終わった後に感じる満腹感が半端ないです。
何度でも読み返したくなる切なくも素敵な物語でした。