切なく儚い世界
時代は、近代日本。

身分の違いにより、自分の想いすら相手に伝えられない恋。
お互いを名前で呼ぶことさえなくて。

そして、触れることさえ出来ない。

こんな切なことってあるのでしょうか。

二人の想いが汲み取るようにわかり、胸が苦しくなりました。


薫の想い、冬夜の想い、浅野の想い…
いろんな切なさが入り交じり、素敵な世界観を生み出している作品です。

儚く、美しい表現で一言一言が大切に思えました。

その言葉に涙が零れます。

ぜひ、読んでみてください。
この作品の虜になります。