~妖艶あやかし夢奇譚~第二章【完】

作者あね

「オレの全てをかけても、オマエだけは守るから」そんな言葉に涙がこぼれた…。運命に翻弄されながら生きる、二刀流の美形剣士と狐耳少女、そして銀髪碧眼の王の物語――




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見上げれば頭上には輝く月と太陽



いつも交互に私を明るく照らしてくれるから


強くいられる




かけがえのない二つの灯火が


私の光で、望みで、全てだった‥



支えられて、優しくなれて


傍にいるだけで、ホッとして



笑顔を見れば、何でもできる、気になれた



‥何も怖くはない、と


思えたの‥‥‥




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