中学一年生になった、井上祐都とその友達たち。
ふつうの中学生活を送っていた、井上祐都には、ずっと決めていたことがあった…

―僕は決めたんだ。

たとえ、中学生になっても、変わらず小学六年のままで、生きる。―


そう少年は言った。


けれど、誰にも届かずに、