王子はあの花。

作者ちはる

後輩に恋をした彩夢は告いたいけど言えなくて悩んでいる。ある日、陽向と名乗る謎の少年が現れ彩夢の悩みを解決してくれる。でも、なぜ少年は彩夢を助けるのだろうか。

思春期、青春期にはあるあるの話。


「うちね、実はあの人が好きなの」



でも、いざ話しかけよう告白しようとなると


足が重くなって…



誰にも相談できないでいた私の前に



彼は現れてこう言ったんだ。




「君は君のやり方でいいんだ。」



その言葉を聞くだけで


なんだか足が軽くなったんだ。