能力覚醒子供養成施設。
そこは名前の通り、超能力を操ることができる子供を育てる施設でした。
能力は様々で、物体を操る事ができたり、自分又は他の物体の姿を消すことができたり……。その子供によって使えるものが違いました。
しかし、最初は能力の制御が効かず人に怪我をさせたり、暴走してその子供自身が死んでしまうケースが多かったのです。
そこで出来たのが能力覚醒子供養成施設。
表には「子供達を守るため、他人を守るためできた施設」として言われていましたが、裏では「子供達を利用する」という目的で作られたものでした。
物語の主人公は能力者No.188、もとい亜李。
家族の顔も、自分の苗字でさえ分からず生きてきた16歳の少女。彼女は自分を施設から救ってくれた恩人に恋をするのでした。