放課後だけに留まらない!
裏方希望で入部した詩音が、何と
演劇部の舞台、それもロミオと
ジュリエットの主役に抜擢されて…!



笑顔が可愛い、何にでも一生懸命で
控えめな性格の詩音。

その主人公の人物像も魅力的ですが、
明るくてオープンな性格の親友の彩
との会話や学園生活も、物語の中で
生き生きと語られています。

そして、詩音にとっては、怖い存在
でしかなかった、宮原先輩。
その、先輩との距離の縮まり方は、
本当に読んでいて、ドキドキしました。

詩音が自分の気持ちに気がついて
パニックになっちゃう様子。
そして成長していく様子。

明かされる、宮原先輩の気持ち。

そこここにキュンとくるシーンが
散りばめられていて、読み始めたら
最後までやめられませんでした。

また、作者様の、演劇に関する
知識も並々ならぬものがあると感じ
ました。
素人の私にもよくわかり、かつ、
詳しく説明してくれるので、
そう言った知識的な部分でも、満足
出来る作品でした。

ぜひこの後の2人の様子も見てみたい、
そう思います。