みち

シンデレラは影で努力する。
演劇でロミオとジュリエット。
ベタといえばベタ。
でも、ベタだからこそその人の味が出る。

裏方から抜擢された主人公は、監督の言ってしまえばわがままからジュリエットを演じることになった。
恐縮してしまったり、ひがみやねたみにあったり。
それでも、一度決めたことと向き合う姿は心惹かれるものがあって、学生時代打ち込めるなにかがあるって良いな、そんな風に素直に思えました。
ストーリーとロミジュリの絡みも自然で、作者様はキャラが多いのを気にされてましたが、ごく自然に物語に溶け込んでいたように思います。
柔らかく暖かく、力をもらえる作品でした。