昂
ブルードラゴン
同じクラスの篠宮諒は、スッとした姿の素敵な人。私、凛の憧れの人でもある。
『色素の薄い髪と瞳。
静かに響く声。
すっと伸びた背筋に、柔らかな物腰。
理知的なメガネがよく似合う。』
好きになるなら、こんな人なんだろうな。
漠然とそう思っていた凛の、平穏な日常に、あるときを境に、次々と変化が訪れる――
ブルードラゴンとは、何なのか。
篠宮諒は、本当はどんな人なのか。
級友との関係は?
お話の中に散りばめられた謎が、少しずつ解き明かされていき、それと同時にどんどんとお話に引き込まれていきます。
読めば読むほど、先の展開が気になる、そんな小説です。
しかも、主人公の凛が可愛い。一生懸命さや、真面目さがリアルで、周りの変化に彼女が戸惑っている様子が可愛いし、共感できます。
まず読んでみることをお勧めします。
『しおり』せずにはいられないこと、請け合いです。