「なけなしの、愛を」
伸ばされた手は力無く私の頬に触れる。
そして儚く散り、舞った。
私が欲しかったのは、
こんなんじゃない。
ただ――が欲しかっただけ。
▼ 笑って死ぬなんて、▼
( 答えはまだ出ていない。)