めぐり飛空
美しきおとぎ話
世界はもう長いこと争っていた。
国と国とがいがみある戦争。
人々は長きにわたる戦に疲れ果てていた。
ライオスはそんな生活から逃げるべく家族も国も捨て…。
噂に聞いた100年眠り続ける「姫」を目覚めさせたのだった。
まさにおとぎ話の世界です。
漂う雰囲気と完成させた世界観。
どの視点から見ても、文句なし素晴らしい作品です。
「人の優しさや愛が消え失せない限り、世界には美しきものが溢れている」
心に響く言葉です。
このお話の象徴とも言えるこの言葉、お話を全て読んだ時心から理解できるのではないでしょうか。
ラストほんの少しだけライオスと姫の甘いやり取りがとても新鮮に感じました。