人は生きて行く
例え絶望の中であっても
ささやかな希望を探して
まだ語られない知らない未来に
小さな光を灯して
【完結済】
- 最終更新日
- 2014/06/03
- 作品公開日
- 2014/06/03
- ページ数
- 完結 44ページ
- 文字数
- 9,879文字
- セルフレイティング
- 暴力描写
シェア
作品スタンプ・シーン
まだ作品スタンプ・シーンがありません
作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- 梨藍
秀逸なファンタジーの序章 パンドラの箱……それはかつて人々に災厄をもたらした神話の産物です。 しかしてその箱の底には“希望”が残されている。 まさに、この話の根本にある思想ではないかと思います。 パンドラの箱を開けたのは“人の欲、驕り” 鍵は私達“人”が持っているのだと…… そして既に開き掛かっているのかも知れない…… 読み進めていくうちに、あなたの脳裏で警鐘が鳴り響くはず。 そんなファンタジーでありながら、妙にリアリティ溢れている未来が描かれた作品です。 そしてキーワードとなっている“鳥”。 絶望を運ぶモノ 希望を与えるモノ 全てが“鳥”の存在に集約されています。 何より、題にもある通りこれは単なる序章に過ぎないのです。 静嵐と霄瓊、そして湧碕を待つのは破滅かそれとも救済か…… そんな未来に思いを馳せながら、一読してはみませんか?
- たぁ
リアルファンタジー 背景描写が素晴らしいです。 RPGゲームをしているかの様な感覚になりました。 決して“ファンタジー”と思って、安易に現実と切り離してはいけない物語。 このまま、人間のエゴを貫き通せば、いずれこの物語に近い未来が来ないとも言い切れない。 そんな不安が頭を過りました。 より多くの方に読んで頂きたいお話です。 皆様是非一読下さい。 素晴らしい作品をありがとうございました。
- 刈り取る者
近ねく未来の影 水樹さんの作品は、背景描写が素晴らしく。闘いの中で起こる、一秒一秒の出来事が。頭の中へ、見事に投影されていきます。 戦闘のある物語では、このような緊迫感が重要であり。彼女がファンタジーを描く才能の光を、感じさせるものがありますね。 そして、今回のテーマが「鳥」。水樹さん曰く、希望と絶望ということなのですが。 人のエゴで鳥を殺し、その報いを受け。矛盾に苛まれながらも、また鳥を危める。という物語には、絶望の文字しか無いと思います。 また闘う理由が、少し単純であり。矛盾を感じながらも、結局は鳥を殺す霄瓊には、少し冷酷な部分があるのではと感じます。 例えば、国が鳥を一定数に間引けば、鳥と人とが別に暮らせる世界を約束しようと言い。 心を痛ませながらも、必死に彼女は鳥を殺す。 つまり、(鳥との共存)希望を目指しつつ。彼女は、絶望の使命を歩む。 などの設定があれば、話に深みが出て。ストーリーにのめり込めるのでは、ないでしょうか? 私は無知滑稽な為、作者様とは相いれぬ発言をしていたら、スイマセン。