茜色すぐる
わたしについて
気付けば物語が頭に浮かぶという日々を送っていた、16歳、秋。
バンドみたいなものをやりながら、曲を書いていたが、それが軌道にのらない。
ムシャクシャしていた俺は大学ノートに物語をぶちまけてみた。
それが始まり。
Beatlesが好きで、村上春樹が好きだった中学時代が一気に蘇った日々だった。
村上春樹は好きなのに、何故かデレク・ハートフィールドは今も読んだ事がない。
多分それは恐れと、少しばかりの惰性。
iらんどを見つけるまで、自分の作品を人に読ませた事はほとんどなかった。あくまで趣味だった。
執筆中に必要なのは煙草とコーラとコーヒー。
そして恋。
恋をしていると妙に文章が書ける。
今でも執筆中は死にたくなる時がある。
それが、俺。