線香花火【完】

作者あおい

僕たちの恋は

線香花火のように

小さく灯って



そして、地面に燻って消えていった。

それはまるで


 


線香火のように


 


小さく


 


儚く


 


淡い恋だった…。


 


 「僕は君が好きだよ。…だから早く京から出て。


 


じゃないと、僕は君をさなきゃいけない…。