永遠の未来 【完】

作者空美

父を喪い、10年前の真実が・・語られようとしていた。傷つき、戸惑い、悩み、もがき・・遠回りをしたし、傷つけあってしまったけれど・・私たちは歩き続けていく・・幸せへと

『大好きよ、史哉・・・』



―成海 唯―



『俺もだよ。唯』



―春日 史哉―



幸せの絶頂を迎えようとした2人は





一本の電話によって崩されてゆく・・・





突然突きつけられた、あまりにも哀しい現実。





・・・想い描いていた未来とは全く異なる未来・・・





『もう、終わりなのかもね。私達。』




人の心程、不確かなものは存在しなくて・・・。




人を恨めば恨む程、自分も苦しくて。






・・・もう、あの頃には戻れない・・・




けれど、戻れなくても良い・・・




だって、あの頃の2人のままだったなら





きっと、もっと破滅してたから・・・



そして、真実が今・・語られようとしている・・



    ――永遠は、存在しますか?――





2008・7・5 スタート


2009・8・9 完  結



応援ありがとうございました!



空美.