結城君はもう、【完】

作者神崎ゆう

君の笑顔も、優しさも絶望も。あの校庭に溶けてく。




放課後の校庭。


真っ赤な太陽。


汗ばんだシャツ。


転がる白黒のボール。




すべてが君を中心に回っていた。






繰り返し間違えて。