ピンヒールとスニーカー

作者尾原 ジョウ

男なのに女性のパンツスーツに真っ赤なピンヒールを履きこなすイケメン”何ぼーっと見てんのよ”使う言葉はオネエ言葉。私、彼の小間使い独楽鼠にになっちゃいました。

恋シチュ10、ドS上司がおネエ?なに見てんのよ!改正版になります。


大学卒業後は入った会社で、身も心もボロボロになり転職した先で早四年、嶋初美、いじられながらもなんとかやっています。

念願のゲーム企画に参加できると意気込んでは見たものの、最初の一本だけで、そのあとは小さな企画さえできない始末。

そこには本社から来る五人衆と呼ばれる人たちのお眼鏡にかからなければ次へと進むことすらできないのである。

その一人八重樫元也。彼に目を付けられ、いじられまくりの初美なのである。

ある朝、企画ができないなら事務をやれと命令され、断ると、体を差し出すか、それとも独楽鼠として働くか選べと言われた。

八重樫に回される?と言われ、お尻をつかまれた初美は、つい、独楽鼠の方を選んでしまう。

コマと呼ばれ、本当の小間使い。

ある日おつかいを頼まれるが、イラストレーターの藍染におちょくられ、現れた八重樫に頼まれたものを取られ、落ち込む初美。

いじめ、仕事のできないプレッシャーに押しつぶされそうになる。

とうとう体にもダメージが出て初美は倒れてしまう。

体第一を痛感した初美は、夜だけでも食べようと会社で食事を作り始める。

それが人をつなげ、大きな仕事へと向かいはいじめる。

そしてまた初美は藍染の部屋へと絵を取りに行くのだがそこで事件が起きる。

初美は怖い思いをして、送ってくれた八重樫に体を許してしまう。

そしてしばらくして八重樫は姿を消してしまうのだった・・・。