伸ばした手は包まれて、消えない臆病さごと暖められるようで、募る想いは嵩を増して、ただ、君が傷付かないことを泣きたいくらいに願った、不恰好な愛の話。
こんな愛に、
『傷付けたくない』
『傷付いてもいい』
『もう泣かせたくない』
『嬉し泣きばかりだよ』
『笑ってて』
『君となら』
『ずっと離せなくてもいい?』
『そんな幸せをくれますか?』
彩りを。
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