始まりは、母親の浮気からだった。
私の世界は闇に染まって、もう戻れない―――――。
ハズ、だった。
『染まってしまえよ。俺に』
私が囚われたのは、“黒帝”と呼ばれる若頭。
――――その漆黒が、私にとってこんなに心地いいなんて。
あの頃の私は、まだ知らなかった。
※この作品はフィクションです。全ての団体・場所・名前は架空です。
※著作権は放棄しておりません。
※“三日月~その出会い、全て必然~”の番外編となっております。読まれなくても大丈夫なように心がけますが、読まれた方がより分かると思います。