源義経黄金伝説■終章 ●その後、、明治元年・白峰社

作者飛鳥京香

義経の存在が、日本の統一を可能にした。頼朝は、義経のおかげで、日本全国に守護地頭を置けた。日本の革命。黄金大仏の再建は、平安黄金国家の終わりを意味した。

義経の存在が、日本の統一を可能にした。

頼朝は、義経のおかげで、追捕師として、日本全国に守護地頭を置くことを可能とした。これが律法の世、貴族の世である日本を、革命においこんだ。黄金大仏の再建は、平安黄金国家の終わりを意味し、新しい征夷大将軍が続いていく。

■明治元年(一一六八) 白峯神社(京都)京都市上京区今出川通り飛鳥井に京都市上京区に白峯神宮はある。祭神は崇徳上皇。日本の大魔王といわれている。幼き明治帝の手を外祖父、中山忠能がかしづき、新しく出来た神社に詣でている。

「これからの、御帝さまを中心とされる新しき政府に、崇徳様の怨霊がたたらぬように、あたらしき政治をお守りくだるようにお願いつかまつれ。我が家、藤原本家に伝わりし、西行法師殿との約束を使え下させ」

幼き帝は、手を合わせ、御願いを、なされた。

「崇徳上皇様、お許しくだされ。王朝が政治を取り戻すに七百年もかかってしまいました。