作品コメント
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- 美都
「だから、俺へのお礼のつもりで一日でも永く生きろ」
何て言うか、リアルでした。
リアルすぎてどういう意味か分からなくて、想像して、やっと理解する。
『ダイニングテーブルに『110』の番号を表示したケータイが開いて置いてある事にゾッとした。』
この表現には圧倒されました。絶対私には真似出来ません。
また、レビュータイトルにもさせていただいたヒーローの台詞も素敵でした。
自分を『どうでもいい』と思ってほしくて、でもそれは『どうでもよくない』と思われていたからで。
自虐的でありながら、やはりどこか人間らしさの残ったヒロイン。
その人間らしさを、周りの少ない人物がどこまで掘り出せるか。
それは、彼女をいじめる人も例外ではないと思います。
どうか、シオちゃんが“一日でも永く”生きてくれますように。
長文・乱文失礼いたしました。
これからも応援しているので、頑張ってください。 - 理輝
一気に読める!
何度も自殺未遂を繰り返す少女、シオ。
彼女に生きる希望は、ない。
そんな彼女の自殺未遂を、何度も止めるカズヤ。
ただ、このカズヤ。
はっきり言っていい奴ではない…。
人の嫌な部分が見え隠れし、とてもリアルに描かれていました。
決してハッピーエンドといえるものじゃないけど、ほんの些細な事でも最後に笑顔になれた主人公に感動しました。