なんと言ったらいいか分かりません、感無量です。最初は145ページの短編小説だと思って読み始めました。特にどんな内容なのかもあまりよく分からないまま読み始めましたが、こんなにも切なくて感動する145ページがあるだろうかと思いました。人間の稚拙さやどろどろとした感情、死が迫った人間の圧迫感に対する穏やかな文章。素敵すぎるにも程があります。この小説を読まないで、一体何を読むのかと思うほど最高なお話でした。恋、という一文字では表せられない心境が何度も綴られていました。すみません、私も悠月さんのように、上手く言葉に出来ません。ただ、今まで読んだ小説の中で1番好きなお話でした。