電子怪路【長編連載中】

作者格清秀康

封印されていたはずの悪霊が蘇り凄惨な殺戮を繰り返す。電子回路に寄生し持ち主を虐殺していく。驚愕の真実を知った大学生は悪霊を倒すべく命懸けの死闘に挑んで行く。

ある夜…………。



凄まじい霊能力によって、長年に渡り封じ込まれてきた凶暴かつ冷酷な悪霊が、突如として蘇った。



蘇った悪霊は、身の毛もよだつ殺戮を繰り返していく。


悪霊は、電波から電波へ、回線から回線へと、次の犠牲者を捜し求めるかのように、縦横無尽に移動を繰り返す。


その結果、電子機器に搭載されている『電子回路システム』の中に、悪霊は一旦『寄生』する。


電子回路システムが悪霊に寄生されてしまったその持ち主を、悪霊は極めて惨たらしい方法で、次から次へと惨殺し続けていく。


やがて、悪霊の血生臭い連続殺人は、全国各地至る所にまでその猛威を振るい始め、全く容赦のない猟奇的殺人を止めどなく続けていく。


帝城大学3回生の八神香織と、その彼氏で同じく3回生の東堂隆成の2人は、警察と協力しながらも独自に謎の解明に挑み始めた。


悪霊は、なぜ人間達を次から次へと殺害し続けるのか。


電子回路システムに寄生されてしまったその持ち主が、助かる方法はないのであろうか。


だが、電子怪路連続殺人解決への調査を進める2人の前に、やがて驚愕の真実が立ちはだかることになる。


2人は、史上最恐の悪霊を再起不能になるまで木っ端みじんに粉砕し、忌(イ)まわしい連続殺人と復讐劇に終止符を打たすべく、壮絶な死闘に挑んで行くのだった……。




格清秀康(ヒデ)が贈る、最恐の電脳ホラー。




あなたは、その背後にじわじわと迫り来るとてつもない恐怖から、もう逃れることはできない……。