想いを最後まで言えないまま、美緒は大好きな人に別れを告げられる。そんな傷ついた彼女は、昔よく通っていた喫茶店である店員・陽斗との出会いを機に、変わり始める。


ぎこちない態度。


不器用な言葉ばかり。


そんな私に勇気をくれて、

誰よりも優しくしてくれたのは君。



――彼の優しさは誰にだって平等で

私は決して彼の一番にはなれない。



それでもをした。